【はじめに35周年を迎えて】
我々、小矢部青年会議所は1972年に、より地域に根ざした「まちづくり」を目指し(社)となみ青年会議所から拡大分離し設立され、本年で35周年を迎えます。様々な運動を展開することで現在の(社)小矢部青年会議所の礎が築かれました。先人より受け継ぎし魂をいだき個人の成長と絆のもと、日々我々メンバーは「明るい豊かな社会」に寄与してまいりました。節目の年を迎えるにあたり、今までの運動・活動のありかたを検証しつつ、新たな社会の流れに対応して明確なビジョンを創る必要があります。自分たちの未来の姿をしっかりと描き、未来に向かってどのような道筋をたどり、どのような仕組みづくりをするのかをメンバー全員で共有する必要があります。そして改めて、変革の能動者として次代を担う世代に明るい豊かなまちづくりを発信していきたいと考えております。我々が未来を築くリーダーとして、夢を描き熱き想いと行動力をもって、率先して行動していこうではありませんか。
【夢と希望を持とう】
現在の子どもを取り巻く社会環境は、自分たちが育った時代とは大きく異なっています。ひと言に「時代が違う」では、済まされないのです。毎日のように報道されている青少年犯罪、学校内での殺傷事件などと、あとを絶たず、ますますエスカレートしていくように思われてなりません。こういった背景にはどのような問題があるのでしょうか。まさに利己主義であり道徳心の欠如から来るものではないでしょうか。そのような問題を踏まえて我々、地域の大人として出来ることは何か、またどう接していくべきなのか改めて考えなければなりません。そういった自分たちも地域のリーダーとして、今一度道徳心を見つめ直し、地域の子どもたちと共に育んでいくことが重要だと思います。地域の将来を担う子どもたちと共に、我々大人は見本となる背中をみせ、子どもたちに正しい知識や日本の道徳心を学んでもらい、公共心や自主性をもった大人に育ってもらうことが大切だと思います。
また、「地域の子どもたちを共に育てよう」ということを念頭に置き、子どもたちと、我々自身が「夢と希望」を持ち、心に残る感動を得ることの出来る事業を展開することで、次代を担う青少年の育成に繋がると思います。次代を担う子ども達に笑顔と希望が満ち溢れ、このまちに活力がみなぎり、輝く未来へ向かって一人ひとりが輝ける社会が実現できればどんなに素晴らしいことでしょう。
【地域とのコミュニケーション】
小矢部市には、JC以外にも様々なまちづくりに携わっている団体があります。運営や活動内容には違いがあるものの、このまちを想い、住みよいまちにしていこうという願いは、共通の想いであるといえます。自分たちに出来ることは自分たちで考えそして行動していこうという市民意識が、我々の目指す地域主権型社会の基盤ではないでしょうか。またそのような意識を持った市民や団体がさらに増えることにより、理想的な地域社会への実現に近づいていくと思います。そのためにも他団体や行政との連携も不可欠になってきます。自分たちの思うまちづくりに向けて、JCの行動力を活かし、JCにしかできないまちづくりを進めていきます。
【JAYCEEの未来を描こう】
(社)小矢部青年会議所に入会しただけでは魅力あるJAYCEEになることは出来ません。義理と人情、そして友情を持ち、相手を思いやることが出来るJAYCEEを目指したいと思います。我々が、今このときもJC活動・運動が行えるのも、脈々と受け継がれてきた諸先輩方の恩恵であると感じております。諸先輩方より受けた恩を後輩へ送り、後輩はさらに後輩に送る。そんな人情味のあるメンバーで溢れる(社)小矢部青年会議所を目指していきます。
新入会員は、夢と志を持ったJAYCEEとしての育成を中心とした教育が必要であると思います。ただ単に同期の仲間というのではなく、お互いを信頼し認め合い、ともに成長する中で何でも相談し助け合えることの出来る、そんな義理と人情、そして友情を育める会員づくりが必要です。
地域の人々から認められ、また信頼される人づくりを目指し、会員の資質向上にも努めてまいります。我々、青年経済人としての資質向上を例会や研修を通じてしっかりと身につけ、地域で活躍する青年としての基礎づくりを進めていきます。また、お互い会員を認め合い、励ましあう意味でも会員相互の交流や結束を図る活動も不可欠になってくると思います。地域に根ざした運動・活動の原動力はメンバー自身が明るく元気であることが第一条件です。そのような会員づくりを進めていきます。
【情報発信で魅力を伝える】
JC運動の根幹に地域主権という考え方があります。市民の一員である私たちだからこそ、地域に根付いた運動の展開が実践できるのではないでしょうか。しかしながら現状において、私たちの存在や運動がどれだけ地域に浸透しているといえるでしょうか。とかくJCは内部検証については得意であっても、外部検証という部分に関しては苦手であるという組織としての特徴があるように思えます。組織として単年度制ではありますが、地域から見れば一つの団体に変わりありません。進化も大切ですが、しっかりと継続する力も疎かにしてはなりません。近年は、より多くの市民に私たちの運動・活動などの認知度を上げるために、対外的にホームページの開設やJC運動をより広く発信する目的で、市民に向けた地元メディアを通じて活動内容を自主制作し映像として放送してきました。本年度も継続的に広報活動を行い、その内容の充実を図っていきます。また、メディアだけに頼らず、JCメンバー一人ひとりが会社や家庭、地域の人に魅力を伝えることも大事な広報活動であると考えます。
【信頼される組織づくり】
行政改革の一環である公益法人の見直しにより、JCも大きな岐路に立たされています。平成20年4月に公益法人制度が改正されるに当たり、「公益を有する非営利法人」と「一般的な非営利法人」に分けられます。我々、社団法人格を持つ小矢部青年会議所も方向性を見出し、進路を決めていかなくてはなりません。それによって会計基準・定款・庶務規定・情報公開といった様々な課題を解決する必要があります。またメンバー自身がこの制度改革をよく理解し、今後も引き続き地域から信頼される組織として歩んで行きたいと考えます。また、コンプライアンス(法令順守)も青年会議所の運営にかかわる大切な要素であります。法令に関する認識不足でせっかく地域に根ざした信頼が損なわれてもいけません。この事に関しても全メンバーがよく理解し、今後の事業を進めていく上で、自覚を持って取り組んでいきたいと思います。
【未来を創る会員拡大】
近年、(社)小矢部青年会議所が抱える大きな問題として会員の減少があります。毎年会員拡大を行っていますが、今ひとつ成果が上がらないのが実情です。昨年、メンバーの意識改革と会員拡大の仕組みづくりを目的にセミナーを実施しました。JCは「まちづくり」と「ひとづくり」に重点を置いて地域社会の活性化に取り組んできました。言い換えれば、JCは「自立した市民による地域社会の創造」を目指して活動していると言えるでしょう。そうだとすればJCの会員拡大というものは、自分たちの地域に一人でも多く自立した市民を増やすための活動ですから、まさにJC活動そのものであると思います。青年会議所の活性化を図る上でも会員拡大は欠かせない活動の一つであります。本年もメンバー一人ひとりが自覚を持ち、(社)小矢部青年会議所の活性化を図っていくと共に未来に繋がる組織づくりを進めていきます。
【おわりに】
(社)小矢部青年会議所メンバーは、豊かな地域社会を目指し地域のリーダーという自覚と気概をもち、まちを、自分自身を変えていかなければなりません。20歳から40歳までの限られた青年会議所活動の中で、志を同じうする者が相集い、夢を持ち熱き想いで行動していこうではありませんか。すべては明るい未来のために。
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