仏教Q&A Q&Aコーナー

Q 焼香は何回するの?

宗派によってちがいます。真言宗・天台宗は3回、浄土真宗本願寺派(西)は1回、 浄土真宗大谷派(東)は2回、のように各宗派によってばらばらですので、 特別に決まっているわけではありません

Q 法事の種類は?

初七日(普通は葬儀の日にして、七日目は本七日と言う)あと七日ごと49日(七七日)まで、 そのあとは百ケ日・一周忌・三回忌・七回忌・十三回忌・十七回忌・二十三回忌・二十七回忌・三十三回忌・ 五十回忌まで。あとは五十年ごと(普通は五十回忌で終わり)

Q 七福神とは、どんな神様?

七福神とは、大黒天・恵比寿・毘沙門天・弁財天・福禄寿・寿老人・布袋の 七人の福の神を表します。もともとは、インド密教・中国儒教・日本神道・仏教等 それぞれの世界の神様ですが、日本で七人が集まって七福神と呼ばれたようです。

Q 十三仏とは?

十三仏とは、不動明王(初七日)・釈迦如来(二七日)・文殊菩薩(三七日)・普賢菩薩(四七日)・ 地蔵菩薩(五七日)・弥勒菩薩(六七日)・薬師如来(七七日)・観音菩薩(百ケ日)・ 勢至菩薩(一周忌)・阿弥陀如来(三回忌)・阿しゅく如来(七回忌)・大日如来(十三回忌)・虚空蔵菩薩(三十三回忌) のように初七日から三十三回忌まで、各法事をつかさどる仏を表します

Q 各宗派の本尊は?

真言宗:大日如来の座像がまつられる。観音菩薩、不動明王なども本尊になる。 いずれの仏菩薩も大日如来の一つの徳を表現したものと考えられているからです。

浄土宗:阿弥陀如来の立像ないし座像のいずれかがまつられる。

浄土真宗:阿弥陀如来立像がまつられる。

臨済宗:曹洞宗:釈迦牟尼如来の座像がまつられる。

日蓮宗:釈迦牟尼仏、あるいは十界曼陀羅の前に日蓮上人座像がまつられる。

Q 日本に宗派はいくつあるのか?

日本の仏教宗派は、ひとくちに「十三宗五十六派」といわれてきた。ところが戦後 新しく「宗教法人法」(昭和二十年十二月)が成立して以後は、既成の宗派のなかから 多くの分派が独立した。それでも宗の数は十三派はかわっていない。

Q 仏像の種類は?

如来像:大日如来、阿弥陀如来、釈迦牟尼如来、薬師如来など有名なものが多い。仏様の代表的なものです

菩薩:観世音菩薩、地蔵菩薩など、如来さまより私たちに一歩近い仏様、仏の教えをひろめたり、 願いを聞いてくれる親しみのあるのが菩薩です

明王:怒った顔をしておられるのが明王です。わからずやの大衆を教化して救おうというので こうした顔になっている。不動明王や愛染明王が代表的。普通仏様は怒らないが、明王様は 怒るので注意する必要がある。 不動明王は、良い神・悪い神の総大将で,祈祷のときに拝まれることが多い

その他:帝釈天や四天王、弁財天、吉祥天などは、元来仏教以外の神だったものが取り入れられた 仏像で、仏法や僧侶、信者を守る神として崇められている。
このほかに、歴史的な高僧や各宗の祖師なども「仏像」として崇拝される


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