中国あれこれ その2 万里の長城
日本と言えば「フジヤマ、ゲイシャガールズ」(古い!)
中国と言えば「万里の長城、パンダ」ですね。(少し無理があるかも)(^^;)
てなワケで、万里の長城へ行きました。中国語では「万里長城・ワンリーチャンチョン」
(wan4li3chang2cheng2)と言います(“の”が抜けたダケ)。
東は渤海に面する山海関(東経120度)から西は嘉峪関(東経98度)まで全長
6,350kmの建造物です。
で、細部にこだわる人ならここで、「6350÷4=1587.5。ナゼそれだけしか
ないのに、“万里”というのか。これでは誇大表示ではないか。」と思われるでしょう。
実は中国の1里は、0.5kmなのです。よって、中国里では12,700里、正
に万里の長城なのです。メデタシメデタシ。
で、外国要人が必ず登る万里の長城ですが、その殆んどは北京の北75kmにある「八
達嶺」からです。NHKテレビの中国語講座でも、八達嶺の土産物屋を舞台にして重要表
現「多少銭・ドウショウチエン(いくらですか?)」のスキットをやってました。そこに出
て来る土産物屋がニセモノのヒスイを売るという設定です。どうやら八達嶺の土産物屋で
はニセモノを売りつけられるのが常識となっているみたいです。
八達嶺に着いて、まず最初に入った食堂で同行した中国人たちが、「高いわ!」と言って
ました。ま、小生岡崎に言わせれば、京都や大阪の観光地の方が余程高いと思うのですが
ね。
長城ですが、写真を見ればどちらが北側(つまり異民族側)か、すぐわかります。
上部にスリット(透き間)が入っている側です。そこから矢を放ったワケです。長城の幅
は2〜4m位ですが、上下の振幅が激しく、ハイヒールじゃあとても歩けません。その急
坂を世界中からの観光客が行き来します。小生岡崎が行った時にも大きいモノ好きな米国
人は勿論、ドイツ人オランダ人の団体さんが来てました。その中で、日本人高校生の群れ
が目立ってました。例のズルズルソックスを履いて大声ではしゃいでました。(^^)
飛び跳ねながら写真を取っている彼女らに、小生が現地人見た顔をしておもむろに「長
城を壊さないでクダサイ!」と言ったら、最初はキョトンとしていましたが、すぐに大笑い
してました。
八達嶺では300〜400m先位の小高い丘が一応観光客の折り返し地点なのですが、若い連中にすれば、そのずっとずっと先まで行って戻ってくるのが流行り(つーか、当然)見たいで、小生岡崎の友人の北京人も二人とも「高校生の時は、どこまで行って来るか競争していた。」と言ってました。まあ、本気になって東へ向かえば、海まで行ってしまいますからね。(^^;)