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永源寺町青少年育成町民会議総会
「自然が育てる 子どもの生きる力」
平成16年5月15日 あそあそ自然学校
谷口新一
あそあそ自然学校 http://www.exe.ne.jp/~npp/asoaso/
■あそあそ自然学校のあるところ 富山駅から約30km、標高300m、4軒 携帯通じない、水道ない、新聞朝刊は郵便で午後配達。 ■あそあそ自然学校でやっていること(写真、竹笛) 農生活空間を遊びと学びの場とする自然環境教育。 農生活空間:衣食住という生きることそのものが教育力。 1、自然体験 自然のリアリティ・ありのまま。竹の切り出し、五感。 ありのままの植物や昆虫や動物(×ペット)、生きている力→条件をつけず大切な存在(自己肯定感) 退屈→主体的遊び 猛威→畏敬・謙虚 納得(正しさ)→主体性⇔思考停止→本人にとっても社会にとっても不幸。 ・・・社会との関わり→主体性
逸脱。
・・・子どもの逸脱は避けて通れない→逸脱時の危機管理が必要(本人の訓練と社会的制度)
・・・夢中になる(自己責任と自己決定の状態) 子どもには危険だけど逸脱が必要。 逸脱の自己決定と自己責任を教えてくれるものも必要。 自然の摂理には、絶対的な正しさがあり、結果に納得。納得→次のステップへ。 2、社会生活体験 ・異学年との交流 高学年→低学年 思いやる気持ち(自己有用感) 低学年→高学年 高学年を見て、今の自分と将来の自分の連続性への気づき ・異世代との交流 異世代:競争関係ではない受入協力関係。 地域の中で支えあう場→今or将来必要とされるであろうという自己有用感。山田村・中学生先生 3、ものづくり体験 育てる→長期的な考え方(⇔今さえよければ。石、木を植える) 作る→できるという積み重ねによる自己肯定感 「生活体験や自然体験が豊富な子どもほど道徳観や正義感が強い」(図,平成10年, 当時文部省) 道徳観や正義感:家であいさつ、席を譲る、友達が悪いことをしていたら注意 農生活空間での自然学校が、子どもにとって大きな力となれたら。 あそあそ自然学校が目指すのは‥‥主体性(考える力・行動する力) ※会場とのコミュニケーション どの領域を子どもに期待しますか?
主体性→「言われなくてもやる、言われてもやらない」が真髄。 日本では言われてもやらないを問題視。しかし同じくらいに尊い。 学校では、右上と左下。(画一、教師中心、書物中心) あそあそ自然学校では、右下と左上。 右上・・・新社会人アンケート(2004、財団法人社会経済生産性本部) 「上司から会社のためにはなるが、自分の良心に反する手段で仕事を進めるよう指示された」 →「あまりやりたくないが、指示の通り行動する」43.4%(+11.4、過去最高) 学校は非常に重要である。しかし結果的に、学校とは正反対の分野を担うことに。 ■僭越ですが、私が考えていること 健全性・・・コミュニケーションが前提の概念(⇔押し付け) 手を差し伸べるべきは人権侵害 性感染:性知識から遠ざけるのではなく、免疫力を高める。 人権を学ぶことが子どもたちを健全にする道。夜間巡回パトロールにプラスして。 不登校←いじめ←子ども同士の人権意識が希薄。 非行←抑圧←親や教師の人権意識が希薄。 地域ぐるみの危険な一面。 連携ならいいが「一体」は子どもを抑圧するのでは?。一体では居場所がなくなる。 コミュニティは多様性が大事。 子どもが参画できるためには、対等なコミュニケーション。 ■永源寺町の事業について 第4の教育力 家庭、学校、地域、+意図的に作った組織ネットワーク 福井県教育委員会のデータ(週休2日制アンケート、h15.3) 増・・・友達と遊ぶ、のんびり、ゲームやマンガ、部活、家族と一緒 変わらず・・・地域への行事参加、自然に親しむ活動 コーディネーターの重要性が高まっている。 永源寺町の事業は先駆的。 自然とのふれあいをどう創り出すか、参加者同士のふれあいをどう創り出すか。 子どもたちがお客さん扱い→役割感と情報公開、子どもたちに大人の弱みを見せる
・・・関わりと情報公開→当事者意識のある役割感→参加 総合型地域スポーツクラブ(コミスポ八日市)・・・文部科学省などの補助 ■まとめ 自然の正しさ→考える力 自然の受容力→子どものユニークさの受け入れ→生きる力 自然体験→自己肯定感、社会生活体験→自己有用感


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