在宅医療の対象となる患者さん

 寝たきりの患者さん、及び身体上の都合により医療機関を受診できない患者さんで病気を患っている、あるいは病気になられた場合に対象になります。この際罹患している病気が特別の病気に限定されるというものではありません。

 また在宅医療というのは寝たきりの方やそれに準ずる方に限らず、例えば病院においてインスリン療法をおこなっている方、腹膜透析をおこなっている方、自己導尿をおこなっている方、酸素吸入をおこなっている方なども対象となりますし、さらには末期癌で苦しんでおられる方もそのときの病気の状態と本人及び家族の意志によっては在宅医療の対象となりますし、自宅で最期を看取ることもできます。

 これらの患者さんについて在宅医療を実践するには医師の指導を必要としますので、できるだけ近所で(緊急時にも15分以内に対応ができればよい)かかりつけ医をもたれることをおすすめします。

 実際は、近くの医療機関の医師と相談し、その医師が患者さんの状態、家庭の状況などから在宅医療の対象となると判断した場合に在宅医療を受けられることになります。そのために各医療機関によって対応が違うことも考えられますので、いくつかの医療機関に相談されてもよいかと思います。

 



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