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報告


初春と呼ぶにふさわしい、暖かくおだやかな元日ではじまった2004年です。
暮れのうちに1年の諸々を整理し、身を清めこころを正してあらたまの年を迎える、というほどの厳かなけじめはなくなったものの、やはりそれなりに気持ちはあらたまり、未来に向かって希望や勇気がわいてくるから不思議です。
みなさまは、どんなお気持ちで正月をお過ごしになったでしょうか。地球環境の現状は決して明るいものではありません。地球温暖化は、京都議定書の批准が遅れるままに、世界の温暖化に歯止めがかからず、日本では省エネ意識が広まり、省エネ商品が出回っている割には目標値達成にはほど遠く、南極でもヒマラヤでも氷が解けはじめています。森林伐採が世界中で進み、洪水や異常気象や生物の絶滅をひき起こしています。かつてみどり豊かな果樹園が広がっていたアフガンの大地は、いまもまだ地雷の残る砂漠です。わたしたちのふるさと富山県は、日本有数の緑と水の豊かな地域です。しかしそのことを日々実感し、大切に思い、誇りにしている人たちが、どれくらいいるのでしょうか?昨年夏、「環境基本計画を読む会」に集まった人たちの間で、そのことが話題になりました。観光や工業化でむしり取るのではない活用。自然とともに暮らし、実感し、喜べるような活用。農業のあり方、水や森林のエネルギー利用、廃棄物・排泄物との循環システム、等々。日ごろ実践している人たちのことばには、近未来を語るにも現実味がありました。「水と緑の王国とやま」を、既成イメージのキャッチフレーズとしてではなく、新たな時代のポテンシャルとして発想していかなければならないと 、強く感じました。
とやまエコひろばは、環境教育なんでも広場です。その時々の会員のみなさんの思いを引き取って、企画にしていきたいと考えています。今年も熱い思いをお寄せください。そしていっしょに、カタチにしていきましょう。新しい年もどうかよろしくお願いいたします。
2004年 1月                   環境教育ネットワークとやまエコひろば                                            代表 本田恭子

コロラドにて Pert2                 《会員:石黒智美さん から》
2000年夏のコロラド・EDUCOのキャンプで、忘れられない出来事が あります。それは、山での最後の晩に行われた『ソロ』という時間です。本来は 、ネイティブ・アメリカンの人々が、決めた場所に一人で4日4晩飲まず食わずで 祈り、新しいビジョン、これからの指針を問うという、『ヴィジョン クエスト 』に、影響を受けていました。この時は、4日とはいきませんでしたが、約24時間 、森の中でたった一人で一晩を過ごしました。1リットルほどの水と、サンドイッ チと、寝袋とテントのかわりに使うビニールシートを持って。 自分の「場所」 に着いてまず、少しばかり分けてもらったタバコを、自分を中心に東西南北の4方 向に置きました。ここで言うタバコは、ネイティブの人たちが、いろいろな儀式 やお清めなどで用いるもので、普通のタバコの中身だけの状態のものです。この 場にいさせてもらうことを許してもらえるよう、置きました。選んだ「場所」は 緩やかな斜面で、周りは主に松の木で、下には少し開けた場所と小川の流れが見 下ろせました。しばらくすると、目の前1メートルの所を、鳥が横切ってゆきまし た。あっ!と思っていると、今度はリスがさっと走って木に登ってゆきました。 その時、谷からわき上がって来る風や、小さな虫達の羽音、木々のざわめき、太 陽の温かさ、青い空など、自分をとりまいているいろんな存在に気付いてきまし た。改めて、なんて自然は雄大で美しいんだ、と強烈に思いました。空があって 、大地がある。ネイティブの人達が、空を父とし、大地を母とするのが、妙に納 得できました。その両者の間に、自分がいる。自分も大きな存在の一部であるけ ど、自分はなんてちっぽけなんだ。 そして、世の中にはいろんな国があって、 文化も歴史も民族も宗教も政治もそれぞれで、たくさんの人々が生きている。こ の広い宇宙や地球に比べたら、人間なんて本当にちっぽけなのに、なぜ、お互い に争ったり、自然を破壊したりするのだろう。いろいろ考えていたら、とても悲 しくなって、妙に泣けてきました。その時、急に周りの花や木々に包まれるよう な、何か励まされているような感じがしました。不思議な瞬間でした。この『ソ ロ』の時間を通じて、自分にできることを考えていました。 帰国後、母なる地 球のため、できることから始めました。そして、自分が感じたように、多くの人 たちにも自然の雄大さや美しさを心から感じて欲しい、と思うようになりました 。いろんな事は繋がっているということ、そして多くの気付きを、やはり自然は 与えてくれる。それには、謙虚さも必要かもしれないけど。1人の時間をとること は難しいかもしれませんが、本当はどこにいても作れるもので、自分をリセット し客観的に見る、いい瞬間とも思います。 自分にできることは少しずつですが 、確実に広げてゆきたいと思っています。 ありがとうございました。


自然の中では、みんないい顔 (*_*) どうしてかな?
<森のクラフトを楽 しもう!>
とき/2003年11月9日(日) 13:00〜16:00
ところ/氷見市西朴木、正木 良雄さん宅と山林
クラフトの先生/武田和正さん(富山県林業カレッジ、森林イ ンストラクター)
参加者/17人スタッフ/10人
報告:関原康子(担当ファシリテーター )
11月9日、正木さんの森の恵みをいただいてクラフトをしました。どんなカタ チになって、森のいのちがよみがえるのだろう……? とっても楽しみです。森 とのつながりを何か実感してもらえたらいいな、そんな願いをもって、この日の プログラムを企画してきました。
■12:30ごろから参加者のみなさんが集まってき て、正木さんのお宅はにぎやかになってきました。いろんなところで笑い声が聞 こえて楽しそうでした。
■13:00 プログラム開始。まずは、正木さんのお宅に集 った面々との出会いを楽しむため自己紹介を兼ねてちょっとゲームをしました。 森の連想ゲームです。「森」からはじめて、連想する言葉をみんなでつなげてい きました。「森」から「なめこ」へと続き、味噌汁、りんご、香水、とうふ、ダ イエットなどなど、いろんな言葉が出てきました。どんな言葉が出てくるのかな ?と楽しみだったのですが、森とつながりのなさそうな言葉がたくさんでてきて 、こんなことも実は森とつながっていたんだなーと少しびっくりしました。
■13:30  自己紹介とゲームの後は、いよいよクラフトの材料探し。秋の森にはきれいな 落ち葉やいろんな木の実がたくさんありました。なかにはフユイチゴなんて食べ られる実もありました。木の実や葉だけじゃなくて、誰かの食べ跡やおうちなど 、私達のほかにも、森の恵みをいただいている生き物たちが残した跡も森の中に はありました。
■14:30 あったかいココアとお菓子で休憩のあと、森からいただ いた恵みから作品をつくりました。正木さんの森と私達のコラボレーション。す ごかったです。作品達からはいろんな色のオーラがでていました。
11月9日の森 のクラフトは、私にとってはじめてのファシリテーター役でした。流れがスムー ズじゃなかったし、時間の使い方もいまいちで、あんまり上手く皆さんを案内で きませんでした。でも、みなさん何故かいい笑顔をしていました。森に入ってい つも不思議に思うことがあります。それは、自然の中にいるとみんないい顔にな ることです。自然って相手が何歳でも、その時々に、その人に合った楽しさを感 じさせてくれる気がします。森にはそんな不思議なパワーがあるように思います 。 すてきな出会いをくれた正木さんの森に感謝し、森がつなげてくれた人の輪 を大切にしたいと思いました。また皆さんと一緒に森に行きたいです!山の中に は急な坂がたくさんあるんだね!きのこがいっぱいはえていたよ。みたこともな いきのみがあって、ワクワクした。秋は茶色と思っていたけど、いろんな色があ りました。生の木を切ったり削ったりして遊ぶのはおもしろい!木のえだはなん にでもなるんだね!頭で考えるより生かすこと!こんど、もっとすごいさくひん をつくりたい!こんど、山の中ぜんぶをたんけんする!70歳近い私ですが、振り 返ってみると森のおかげできょうまで生きてこられたと思う。


アースエデュケーション<<<イントロダクション ワークショップに参加>>>
10月11.12.13 日 in 京都
(京都教育文化研究所&京都宇多野ユースホ ステル)
報告:関原康子
 「どうして部屋の明かりがつくのか?そ れは太陽の光エネルギーのおかげなんだ。」「私達の腕の肉には、恐竜のかけら が使われているんだ。」講師のスティーブが例をあげました。これがアースエデ ュケーションの考え方です。 アースエデュケーションがめざすのは、この3つです。
○理解すること(Understanding)
基本的な自然の営みに大 切な4つの要素、太陽からのエネルギーの流れ、水・土・空気の循環・生 き物のつながり、物質の変化を理解する。
○感じること(Feeling)
自然やそこに暮らす生き物に対する感性を磨き、共感する心を育てる。
○実践すること(Processing)
理解し、感じたことから、自分達が与え る地球への影響を考え、ライフスタイルを変える。
 この3つを伝えるためには どうすればいいのか、スティーブは言葉だけでなく、表情、ジェスチャー、ユー モアを駆使し、全身で教えてくれました。部屋中に彼の思いが充満していました 。 アースエデュケーションでは、0歳から大人までそれぞれの年齢に合ったプロ グラムを作っていて、将来、実践しようとしています。企業や政府の援助をまっ たく受けないで活動しているので、まだ完成していないプログラムも多くありま す。だけど、何年後にか、全てのプログラムを体験できるようになったら、これ はものすごいっ!!と感心しました。 私は、アースエデュケーションで地球レ ベルの大きな流れを学び、加えて、富山での自然との関わり方、文化を一緒に伝 えることができたら、きっと素敵な環境教育ができるんじゃないかなーと思いま した。・<以下、本田> アースエデュケーション・イントロダクションワーク ショップは、期待通りの鮮烈なインパクトで始まりました。講師のスティーブ・ バン・メーター氏は、アースエデュケーションの創始者。環境教育と野外教育と が混同されている現状や、入念に計画された一連のプログラムが不在であること を強く憂え、独自のセオリーとプログラムを打ち立てた人です。個々のアクティ ビティは既存のものと似通ってはいますが、底に流れるのは地球や宇宙の遠大な 営みへの畏敬の念。教えるのではなく分かち合う、覚えるのではなく理解するこ との重要性を改めて印象づけられました。 彼のインタープリテーションには、 “マジック”と彼がいう魅力的な“つかみ”が、準備されていました。


ホップからステップへ [環境教育ミーティング中部2003 in みかわ]
報告:本田恭子
11月1日(土) 〜3日(月)、愛知県青年の家(岡崎市)で開催された中部ミーティングは、運営スタ ッフも参加者も、第2世代・第3世代への若返りが印象的でした。環境教育は次 世代に引き継がれつつ広まり、社会性のある職業としても期待されています。わ たしが選んだ分科会は「学校」。総合的な学習で先進的な取組みをしている山の 学校、大雨河小学校での体験と地域の人材やフィールドを活かしたプログラムづ くりにチャレンジしてきました。最終日の全体会進行では、ファシリテーター技 術の分科会に参加した人たちが実際にファシリを実践し、若さとアイデアに満ち た締めくくりとなりました。

以下、ニュースレターno.16より
2004、とやまの冬は熱かった?!
寒の水はお腹にいい? おじいちゃんやおばあち ゃんから「寒の水を飲んでおくと、お腹をこわさないで1年間元気に暮らせる」 と聞いたことはありませんか? 山から水を引いて飲み水や生活水にしていた頃 、雪におおわれた真冬日が続く大寒の頃の水は、殺菌されて無菌状態に近く、寒 の水は夏になっても腐らないと重宝がられたそうです。でも、昨今はどうなので しょう? だんだん、そんな水を飲めなくなりそうですね。温暖化よりさらに熱 かった、若いエコひろばスタッフ! 昨年の日本沿岸の海面水位は、過去平均値 とくらべて約4cm高かったそうです。気象庁によると、地球温暖化などのため に日本近海の海水温が上昇し、それによって海水が膨張して、水位が高くなった のだそうです。富山では前年に比べて積雪があったので、何となく油断してしま いそうですが、温暖化は確実に進んでいます。それを進める一因(?)というこ とでは決してありませんが、この冬のエコひろばは、若いスタッフの熱意あふれ る大活躍に、圧倒されました。特筆すべきは、富山にはじめてアースウォークTM を持ち込んだ関原さんのチャレンジ精神です。企画から運営までを切り盛りした 実績はすばらしく、今後の彼女の活動に大きな力となることでしょう。
本田恭子

2004年1月 〜3月の動き
◆1月 21日 アースデイとやま2004実行委員会 22日 アースウォ ーク打ち合わせ 24日 おもしろ科学実験2004実行委員会 26日 森の音楽会打 ち合わせ 30日 森の音楽会打ち合わせ(正木宅) 31日 アースウォーク・ス タッフミーティング
◆2月  1日 学びの森/対談(ニコル氏、筑紫氏と)  7 日 森の音楽会(氷見、正木宅)  8日 ESD富山ミーティング 11日 NP O入門講座(ボランティア支援センター) 12日 アースデイとやま実行委員会  21日 アースウォーク前日準備 22日 アースウォーク(砺波、まみあな) 23 日 神通川・森から海の会会合 24日 富山県環境基本計画ヘの提案、県へ提出     アースデイとやま実行委員会(以後、毎週)
◆3月  9日 アースデイ とやま実行委員会 10日 エコひろば・スタッフミーティング 16日 アースデ イとやま実行委員会 22日 アースデイとやま/カフェミーティング 23日 アー スデイとやま実行委員会 27日 エコテク研、環境シンポジウム 30日 アースデイとやま実行委員会
4月の予定
◆4月  4日 アースデイとやま/食ミーティン グ  6日 グリーンウォーク/プログラムミーティング    アースデイとや ま実行委員会 13日 アースデイとやま実行委員会/説明会 16日 木となかよ く(5/2)打ち合わせ(砺波、まみあな) 20日 アースデイとやま実行委員会 25 日 アースデイとやま2004 29日 釜池観察会(上市、あそあそ)

会員&グループ紹介 《会員:森満理さんから》

「まみあな」
〒939-1431 砺波市頼成224                                  TEL/FAX:0763-37-0006

大切にしたいのは、気持のいい生活と豊かな人間関係。

昨年の春に出来たばかりの 「まみあな」は、会員さんを募りながら、自然農や里山・屋敷林の手入れ、手作 り体験やお話会、コンサート・ライブなど、この一年で様々なことをやってきました。毎週末、様々な分野の企画がいっぱいで、ただ夢中で一年が過ぎていまし た。 「まみあな」は、古い民家と田畑、里山を活動場所とした、自分たちの暮 らしや人生がどんなところであればいいかを、仲間と一緒に考え、探していく場 です。 私たちが大切にしたいのは、様々な世代のいろんな人々が、お互いを知 り、受け入れながら暮らせる生活です。それはお金や効率よりも、自然や人間性 が大切にされ、幸せになれる生き方と人間関係です。それとともに、自分たちが 住んでいる地域の自然や生活文化も、大切にしたいと思っています。 最近では 、山の手入れの作業や、染物、映画「地球交響曲」に題材をもらっての定期的な 集まりなどの活動も生まれました。また、なるべく環境を破壊したくないし、戦 争にも加担したくない。安心して気持ちよく生きていけるように、なにができる かと、地域通貨を取り入れてみたりもしています。 こんな「まみあな」へ、ぜ ひ一度、あそびにきてください。
まみあな
【4月・5月の活動と予定】
10日(土) 昼 自然農・学びの日 〜12日(月)午後〜春のJJ北陸自然合宿
17日(土)ま みな会(楽しく集まる日) 〜18日(日)二日間でわら草履作り
24日(土)Space GAIA 「アボン」上映会
29日(祝)やってみよう会[酒まんじゅう]
【5 月の予定】
1日(土)ミーティング・竹の子夕食会
2日(日)子どもたち大集合!!
竹の子掘り、「僕・私の木みつけ」 大きな絵を描こう


♭この広い自然の中、みんながいて自分がいると実感♭
<みんなで手づくり、 森の音楽会!>
とき/2004年2月7日(土) 9:30〜16:30
ところ/氷見市西朴木、正 木良雄さん宅と山林
音楽のゲスト/のはらひとみさん(ボーカリスト、ソングラ イター)
参加者/10人スタッフ/6人
報告:石黒智美(担当ファシリテーター)

まっしろ な雪が降りしきる中、おとなり石川県や黒部市から、氷見の正木邸にお集まりい ただきました。みなさん、はるばるありがとうございました!!スタッフをふく めて、17人の森の音楽会でした。
■9:30 まずは、ゲーム“色おに”で体を温めな がら、自己紹介。カンジキを履いてお庭に積もった雪の中でスタートです。雪を 踏みしめながら、色を求めて逃げたり、追いかけたり。つかまった人が、順番に 自己紹介をしました。
■10:00 心と体が少しほぐれたところで、いよいよ、森の 中へ。冬の森は、またいいものです。歩くと雪のキュッといういい音がします。 いがいと、転ぶこともなく、はずれる事もなく、カンジキってよくできています ね。
■10:30 しばらく歩いて、少し開けた場所に到着。それぞれが気に入った場 所を見つけて、一人になって、静かに森の音を聞いてみました。意識すると、い ろんな音が耳に入ってきます。聞こえてくる音を、紙にかいてみる、サウンドマ ップをやりました。それぞれに、表現してみました。
■12:00 お昼は、たくさん のお野菜が入った、里山鍋をいただきました。やっぱり、冬はお鍋がいいですね 。
■13:00 午後は、午前中拾ってきた小枝で、ランプを作りました。小さなキャ ンドルが入るくらいの大きさです。いろんなランプが出来上がりました。
■15:30 おやつをはさんで、ランプを手に再び森の中へ。キャンドルを灯すと、薄明かり の森が幻想的に浮かび上がりました。はらはらと、雪が舞い降りてきました。風 も吹き始めました。あれ、とまわりに気をとられていた時、のはらひとみさんが 、ふいに、オカリナで森の言葉を奏でました。「今なんていったかわかる?」の はらさんの歌声に森が答えるかのように、しだいに風が強くなってきました。と ても澄んでいて、力強い歌声でした。この広い自然の中、地球の上に自分がいて 、みんながいる。心に響きわたる歌声でした。寒い中、素晴らしい歌をありがと うございました!冬の森で改めて音を感じたり、静寂を感じたり、みなさんそれ ぞれでした。それも、発見です。なによりも、最年少4歳の子がぬれた長靴も気に せず、雪の中を走り回る姿が印象的でした。参加者の土肥さんを中心にちびっこ 軍団がカマクラを作ったり、子どもも大人も関係なく、みんな冬を楽しんでいま した。少し冬に対する意識が変わった人もいたのではないでしょうか。みなさん 、素敵な時間をありがとうございました!!


砺波の“まみあな”で初体験!!
<アースウォークTMで地球を感じよう!>
とき /2004年2月22日(日) 9:30〜15:30
ところ/まみあな(砺波市頼成224)
講師/新納時江さん(地球教育研究所 日本支部代表)
参加者/22人スタッフ/10人(一部 、参加者と重複)
報告:関原康子(担当ファシリテーター)

10月に参加したアースエ デュケーション・イントロダクションワークショップ」で「これだっ!」と感じ 、「富山でやりたい!」その思いだけで始めたのが、2月22日のアースウォークTM です。途中で何度かめんどうになり、逃げ出したくなりました。でもいつのまに か月日がたち、気がつけば講師の時江さんが富山に来てしまいました。 当日の 朝、目覚めると青空が見えて少しホッとしましたが、今日はどうなるのだろうと ずっと緊張していました。 しかし、アースウォークTM本当に楽しかったです。 自分がお手伝い係りであることを忘れて熱中してしまいました。いつも歩いてい るはずの地球なのに見方を少し変えるだけで違ったものが見えてくるのだなーと 実感し、これからはもっとよそ見しながら歩かなきゃ!と思いました。そして周 りをみると、みんなの顔がキラキラしていて、「わぁ、すごいっ!!」と思いま した。なんだか、こころが温かくなってきて、こんなに素敵な時間を過ごさせて くれた講師の時江さん、参加者のみんな、そして地球が、みんな家族のような気 持ちになりました。 アースエデュケーションをきっかけに生まれた、時江さん との‘つながり’が、アースウォークTMを通して大きく広がったように思います 。人とのつながりだけでなく、木、草、昆虫、鳥などなど、地球を共に生きる生 き物たちとのつながりを感じました。 みなさん、また一緒に遊びましょう。

《アースウォークTM とは?》
アースウォークTMは、地球教育研究所(アース エデュケーション/IEE)が自然に対する感性を磨くために開発した野外アクティ ビティーです。 新鮮でワクワクするような方法で、自然と直接ふれあい、自然 に対する感性を磨き、理解を深めます。

感動いっぱい!参加者からのメッセージ
ふ〜らさん
詳しいことを分からずに参 加したのですが、「センスオブワンダー」の感覚を体感できるかな?って思った のが、動機でした。5つの体験は、どれもこれも、よかった。もえぎにどれがよか った?って聞くと、「全部!」と。ほんとにキラキラした目で参加してました。 今まで自然に恵まれた場所に住んでいても、充分に自然を感じてすごしてなかっ たことに気が付きました。娘と、「これって家の庭でもできるね」って話しまし た。そうか、自分が今いるところで自然を地球を感じることを思い出させてくれ るプログラムだったんですね。最後の森の中でひとりぼっちでいた10分は、子供 達も言ってたけど、「全然こわくなかった」。なんだか大きいものに包まれてる ような、そんな感覚でした。時折あったかい風がビューンと吹いて、ひんやりと した森の中はいろんな表情を見せてくれました。次回は私もリーダーの側になっ てみたいな。インストラクターってどうやったらなれるのかな?
「アースウオークってなんじゃろ?」
井上徹彦さ ん
最初、アースウオークと聞いた時、「アースウオーク?地球を歩くってなん だ?」と思いました。そして、アースウォークの本をパラパラと眺め見て、「ア ースウオークっていうのは自然をより感じるためのプログラムなのか。でも、そ んなにすぐにプログラムに・・・はまることができるかな?」なんて漠然と思っ ていました。 しかし、関西弁で話をされるリーダーの時枝さんの技?に見事に はめられた僕達は、“アイスブレイク”でうち解け合い、続く“色見本”でいろ んな色を集めたり、“アンダーワールド”でコオロギになってかけずり回ったり と、子供のように“アースウォーク”にどんどんはまっていきました。 (リー ダーになって子ども達に同じ体験をさせたい)と、“色見本”のリーダーを引き 受けた僕は、手順を覚えたり、いい色が見つかる場所を探したりと準備し、みん ながたくさんのいい色を見つけてプログラムが終わるまではドキドキ・バタバタ していました。 また最後にあったふり返りの時間では、僕の娘が「(マジカル プレースでは)風の音が綺麗だった」と、わずか半日の体験で自然を感じ、皆に 伝えることができたので、(このプログラムはすごい。体験させて本当に良かっ た)と思いました。また参加してみたいです。

★★スタッフ募集★★
木となかよくなろう!わたしの木みつけ
5月2日(日)9:30 〜16:00(時間は予定)
まみあな(砺波市頼成224 TEL 0763-37-0006)
親子共 育ちの会「アリサの会」のみなさんが、連休の一日、「まみあな」で楽しく過ご したいと企画をされています。とやまエコひろばも、プログラムの一部を担当し て、子どもたちと木との出会いを引き出せたらと思います。プログラムの進行を 手伝ってくださるスタッフを募集しています。子ども好き、プレイリーダー経験 のある方歓迎!
◆たけのこ掘り
◆木となかよくなろう/とやまエコひろ ば(本田)
◆大きな絵を描こう/井上ヤスミチさん(東京でプロをめざす新進絵描き、ファンは多いよ)
共催/アリサの会、まみあな
協力/環境教育 ネットワークとやまエコひろば
問合せ/とやまエコひろば事務局     TEL.FAX 0766-28-0070