| 開催期間 |
2001年1月〜現在
|
| 開催場所 |
富山県 新湊市 海王町地内
|
| 協力団体 |
協力団体
富山県 新湊市 富山新港港湾振興会 富山新港管理局 社会福祉協議会
連合婦人会 児童クラブ連合会 PTA連絡協議会 更正保護婦人会
身体障害者協会 肢体不自由児者父母の会 新湊商工会議所
新湊商工会議所青年部 新湊中央ロータリークラブ 新湊ローターアクト
新湊ロータリークラブ いみず苑 交通安全協会 新湊警察署
新湊医師会老人クラブ連合会 花と緑の銀行 ボランティア連絡協議会
木材組合 (青壮年会) JA新湊 県立新湊高校 市内小学校 幼稚園
保育園 高岡市内小学校 高岡市内幼稚園
共 催: 北日本新聞社(株) 北日本放送(株)
協 賛: 市内企業315社
後 援: 北陸電力(株) (財)まちづくり市民財団 |
| 事業対象者 |
地域住民 (規制はなく参加を希望される方すべて)
|
| 事業総予算・収支 |
▼収入
| 区 分 |
金 額(単位:円) |
内 訳 |
| 1.県補助金 |
700,000 |
元気に富山県民活動支援補助金 |
| 2.新湊市 |
1,000,000 |
補助金 |
| 3.自己資金 |
438,936 |
前年度繰入収入 |
| 4.そ の 他 |
62 |
雑収入 |
| 計 |
2,138,998 |
|
▼支出
| 区 分 |
金 額(単位:円) |
内 訳 |
| 補助対象経費 |
| 1.全体運営部会 |
912,636 |
|
| 2.花部会 |
599,627 |
|
| 3.参加者拡大部会 |
180,637 |
|
| 4.会計広報部会 |
84,703 |
|
| 小計 |
1,777,604 |
|
| 補助対象外経費 |
| 5.繰越金 |
361,395 |
|
| 計 |
2,138,998 |
|
|
| 実施までのスケジュール |
| 2001年3月 |
F−プロジェクト企画立案 |
| 4月 |
準備委員会設立 |
| |
実行委員会設立 |
| |
ビジョン誌編集 |
| 5月 |
ボランティア募集 |
| |
協賛金集め |
| |
学校、各種団体への呼びかけ |
| 6月 |
植栽会場整備 |
| 7月 |
F−プロジェクトの日 約一万人参加 |
| 10月 |
コスモス参観日 |
| |
|
| 2002年4月 |
実行委員会設立(市民) |
| |
参加呼びかけ |
| 7月 |
F−プロジェクトの日 前年同様の参加規模 |
| 10月 |
コスモス参観日 |
| |
コスモスライトアップ事業 |
| |
|
| 2003年5月 |
実行委員会開催 |
|
| 事業目的 |
地域社会に於ける様々課題は、そこに住む全ての人々が「自分事」として捉え、前向きに取り組んでいかなければなりません。 しかしながら、どう立ち向かえば良いのか、どのような手だてがあるのか、何よりも、自分(個人)だけが行動しても、何の解決になるのか。そう考えた時、誰もが立ち止まってしまいます。
そんな疑問に一つの答えを出すために、目標を持つ事の大切さ、行動する事の重要性、そして、みんなが力を合わせれば、必ず夢はかなうと言う成功体験を、地域全体で共有する事により、地域に住む全ての人々に「自分たちのまちは自分たちの手で創る」(自己責任)(自助努力)と言う、意識の高揚を図りました。
子供達には、自然とのふれあいから、生命を大切にする心を育成し、また目標の実現と感動を実感してもらい、自分達の住む地域への誇りや、自立心を育成する一助としました。
地域全体を巻き込み、一体感を生み出すこの事業は、地域の人々全てを対象とした「人間力開発」を目的としています。 |
| 企画性 |
この事業は、地域の方々全てを対象とし、子供から老人、障害を持った方々など、誰もが参加可能であり、内容(作業)も出来るだけ単純なものである事を第一前提としました。「夢」「感動」「達成感」をキーワードに、「まちづくり」「青少年育成」等様々な要素を取り入れて企画しました。
2001年は、「F−プロジェクト〜荒れ地に花をさかせましょう〜」と、地域内各所にポスターを貼り、すべての計画が白紙撤回され、粗大ゴミ等が多く放置されている広大な空き地を周知して頂き、地域の課題として提起しました。
2002年は、「F−プロジェクト〜今年も花をさかせましょう〜」と、ふたたび感動を演出しようと言う地域住民の声から、市民が中心となった運営をし、まちづくりの楽しさを中心に活動を始めました。JCは市民の意志と自主性を尊重し、裏方に徹した協力をしました。 |
| 実行性 |
初年度は、どのような展開になるのか企画側(JC)にも分からず、手探りで事業を進めていきました。
1万人の動員を達成する為の仕掛けとして、中央メディアの番組とのタイアップ、芸能人を呼ぼう等、さまざまな案が出されました。しかし、地域は地域の事業として進める事が重要であり、この事業趣旨に多くの賛同を得る事こそが、成功に導く一歩だと言う事で一致し、行動を開始しました。考えた末の動員のしかけとして、コスモスの育成セット(里親セット)を作る事にしました。セットの中に、育成のしおり、コスモスの種30粒程度、苗育成用のポット10個、軍手等を入れ、しおりには「コスモスを種から苗に育てる里親になってください・・・ご自宅で7月7日まで大事に育ててください・・・7月8日の日曜日、ご家族で海王丸パークまで植えに来てください・・・一日で、壮大なコスモス畑をつくりましょう・・・」等と印刷し、約2万個を作成しました。
それを、高校、中学校、小学校、幼稚園、保育園、地域内企業、自治会等に配り、また市内のスーパーマーケット、市役所前、郵便局、コンビニエンスストア等、あらゆる場所で趣旨をご理解頂きながら配布したのです。それから数日が過ぎると、コスモスの話題が地域全域に聞かれるようになってきたのです。「うちのコスモスはまだ芽がでない」「肥料は何がいいのですか?」「家の前に置いてあったのに無くなった」「里親セットはもうないのですか?」など等、事務局にも問い合わせが殺到してきました。私達はこの時初めて、地域に大きな「うねり」が起こっていると、確かな手ごたえを感じたのです。
そして7月8日当日、約1万1千人の動員を達成し、地域が一体となりました。
2002年は現地で種をまくと言う企画になりました。F−プロジェクトと言う事業は地域に認知され、動員の心配はほとんど無かったからです。準備段階から実施までの間、JCが市民に後押しをされる形で、事業が進められていったのです。
花畑の大きさは東京ドームのフィールド2つ分です。全国的に見れば決して目を見張るほどの大きさではないはずです。しかし、地域が一体となって、全ての方々が関わり作ったコスモス畑は、花の綺麗さや、会場の大きさだけでは計り知れないものがあると考えます。 |
| メンバーやLOMの協力度 |
本年を含めて3年間続いている事業ではありますが、その年々の役割が違っています。1年目はメンバーが中心となり事業を展開してきました。
手つかずの大きな空き地を整備するため、メンバー総出でゴミをひらい、草を刈りその労力は大変なものでした。
この時点では、「絵空事をJCが言い出した」と、事業をなかなか認知して頂けなかったと言うのが実状です。メンバー全員が手分けをして、各種団体への事業説明やボランティアの募集、協賛金集め等、花を咲かせるまでの6ヶ月間はあらゆる場所に奔走しました。メンバーの協力なしには、事業遂行は無理であったと思います。
2年目に於いては、F−プロジェクトと言う事業は地域に十分認知され、継続事業という強みがありました。しかしながら、事業を主催するという事になれていない市民の方々を、JCが支える必要がありました。JCは、組織的、個人的なネットワークを使い全面的なバックアップに力を注ぎました。
53名のメンバーが、ひとり一人使命感を持って行動しなければ、この事業は決して成功しなかったと考えます。 |
| 地域への貢献度 |
この事業を通し、まちづくりの楽しさが、関わった全ての方々の中に芽生えたのではないかと思います。
楽しそうに写真を撮っているカップル、花を眺めながらジョギングしている人、散歩の途中で立ち止まる老夫婦、自分の植えた所を探しにくる家族連れ、花の中に隠れ遊ぶ子供達、そしてそれを見て目を細めるボランティアの方々。
それぞれが、それぞれの立場で充実した時間が過ごせる開花時期の10月には、新湊市の一大イベント「海鮮まつり」がすぐ横の海王丸パークで開催されます。
市内外、県外からも集客するこのイベントに、コスモス畑は最高の花を添える事となりました。
最後に、F−プロジェクトに参加された方の感想が80通あまり届きましたので、その中の何通かをご紹介させて頂きます。
(市内の主婦)
親子がそろってボランティアに参加した事は、今までにはなかった経験でした。父、母、子が一緒に物事をする。貴重な体験をさせて頂きました。コスモスの前を通ると「あそこに僕の植えたコスモスがある」と喜んでいました。
(作道保育園、保母)
皆で一緒に作業をする楽しさや、一人の力は小さいが、皆の力を合わせれば素晴らしい事が出来る。F−プロジェクトを通じて感じました。 そういった機会を与えて下さった青年会議所の皆さんに感謝し、今後も続けていってほしいと思います。地道な活動を続けることでF−プロジェクトを成功させようと言う人が増えてくるのではないかとおもいます。 |
| 今後の展望・将来性 |
F−プロジェクト Forever 〜世界にひとつの花〜として、2003年も継続される本事業は、現在、市町村合併を視野にいれ、近隣の町(射水広域圏)にも広がりをみせています。また、F−プロジェクトに参加しているボランティアの方々とNPO
(Fの会)の立ち上げにも力を注いでいます。
しかし、2002年の秋に、「新湊大橋」着工の予算が固まり、現在のF−プロジェクトの会場は橋の橋脚予定地になります。完成までには、10年以上の歳月がありますが、来年には土壌調査、測量等の準備が始まってきます。コスモス畑を作ると言うF−プロジェクトは、近い将来出来なくなるでしょう。
しかし、F−プロジェクトとは、決して花畑を作る事業ではありません。
「F」の理念は様々な事業に形を変え、あらゆる場所で課題に立ち向かい展開されることを期待しています。 |
| アルバム等資料の充実度 |
写真、テレビによる放映、新聞記事を集め、事業に参加して頂いた方への聞き込み調査を行い、その上でキーワードを抽出し、本事業の何をどう伝えたいのかを、アカデミー委員会を中心に話し合い絞り込んでいきました。
書類、アルバムの編集は、新入会員研修として位置づけ、3ヶ月にわたり取り組みました。流暢な文体や、豊な表現等はありませんが、出来るだけ分かりやすくポイントを絞り作成しました。 |
| その他 |
「市民」ではなく「地域」という言葉が多く出てくるのは、新湊市の特異な境界に理由があります。新湊市の中央を分断する形で隣の市(高岡市)があるのです。そこに住む方々は、自治体こそ違いますが、生活圏は新湊市の方々とまったく同じです。大変ご協力を頂いたこの地域の方々に配慮するため、「市民」と言う表現は出来るだけ排除し、事業を進めてきました。 |