答え:3(ナイフ問題)
・子供の話に耳を傾けて
・生徒たちの現状知らない大人側にも問題
■聞き上手になろう。
先頃行われた富山市中学生議会を傍聴した。議事は、社会現象ともなった「ナイフ等の問題」についてであった。
BBT富山テレビの山下記者は、「子供たちの本音が聞きたかった」というコメントをしていた。私も同感であるが、もう一つ重大なことに気がついた。それは、教育現場責任者(校長)の認識があまりにもずれているということである。
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事件が起こった校長のコメントに、「信じられない。わが校で起きようとは...」というのがある。コメントの奥には、問題回避というニュアンスを感じ、また起こるような気がするのは私だけだろうか。問題の本質を見誤っているから、一歩も前に進まない。
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今回の中学生議会でも、中学校長会の答弁が生徒を落胆させ、不信感を増幅させてしまったのではないかと心配になった。校長は2回答弁された。1回目は、予め想定されていた質問に答えたもの。2回目は、生徒側からの自由質問に答えたものである。1回目の答弁がいわば一方的で形式的なものであり、これが現場教師の認識かと虚しくなった。真剣さが感じられなかった。定年はもう近い、何もせず無難に無難に、という感じだった。多分生徒も同じように感じたのだろう。生徒にとって学校は、現実に直面する切実な問題のるつぼだ。ある中学生が、中学校長会の人を指名して自由質問をした。わかっている人かわかっていない人かを、生徒の方が逆に大人を確かめるように質問したのを鮮明に思い出す。
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富山市の防犯協会も、協会の活動を一方的に説明して、中学生を「説教」をしただけだった。私は、根本的に問題解決のアプローチが間違っているように思う。唯一救われたのは、富山市民病院の精神科医師と富山警察署いじめ110番の女性担当者の答弁だ。生徒たちの言葉を真剣に受け止めようとしている。皮肉にも、子供たちを理解できる可能性があるのは、学校ではないということがよくわかった。
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生徒側からは想定外の質問も多数出され、予定時間も大幅に超過するなど、有意義な議会であったと思う。ただ、子供たちの声を受け止める大人側の問題点のみが顕在化した議会だった。問題は一朝一夕に解決できるわけではないが、少なくとも大人側が聞き上手にならなければ...と思う。